Wanderlst

配線図・回路図

最終更新日:2007.07.03

回路図?

さて、今回は回路図を見てみようと思う。

回路図ですか・・・僕には難しいというイメージがあるんですが・・・。そもそも回路図ってなんですか?

電子回路の配線、つまり部品同士の配線がどうなっているかという図のことだな。

ほうほう。記号とかいっぱいで、覚えること多そうなのですが・・・。

回路図と言っても実際の部品を模した図を並べて、線でつなげているだけ。楽譜と一緒で、音を記号化して並べているのと理屈は同じだからな。

ふーん。そうなのですか。

なので、見るだけなら難しくはない。

見るだけなら?

回路図を書くにあたって、回路設計をしなければならないだろう?曲もコピーするのは楽だが、作曲するとなるとそれなりの経験と知識がいる。(コピーするにあたり、演奏する腕があるかどうかという話は別)

あ。そっか。

なので、タブ譜と同じく気軽に見ればよし。てなわけで、今回使うA/Bボックスの回路図だ。

A/Bボックスの回路図(その1)

PDFが表示されない方はAcrobat Readerをインストールしてください。

うーむ。訳が分からないのですが。

タブ譜と同じで慣れればすぐ分かるから。

回路記号

さて、回路図と言っても、ちょっと困った点がある。

困った点?

タブ譜は誰が書いても同じ図になるが、回路図は描く人によって若干違ったり、省略された線や部品があることがある。

げげ!そうなんですか。そんなの分かるんですか?

わかるわかる。全く異形のモノができあがる訳じゃないので、ポイントが分かっていれば大丈夫。最初は回路記号からやろう。

回路記号?

回路図で使われる部品を示す記号のことだな。回路図を見ると、部品らしき記号が、線でつながっているのが分かると思う。

確かに。

その中で、こんな記号があると思う。


はいはい。ありますね。+9Vとか書かれてますけど。

実は、この記号は電源を示していて、特に基準電位となる地点をGNDとかグラウンド、アースとか呼んでいる。

基準電位?

回路の中で、通常は0Vとなる電圧のポイントのことだな。

ふ、ふーん。なんか難しそうですが。

回路図を見るだけなら、同じマーク同士は配線がつながっていると覚えておけばいい。

つながっている?

ちょっと言葉だとわかりにくいか。次のPDFを見て欲しい。

A/Bボックスの回路図(その2)

あー。なるほど。線がつながりましたね。

そう。なので、今は同じマーク同士はつながっていると覚えておけばOKだ。

了解ッス。

部品記号

今回作成するABボックスは、ジャック、スイッチ、LED、抵抗、電池用スナップとACアダプタ用のジャックで構成されている。

前回購入したものがそうですね。

これれが回路図のどの部品か分かるかね?

え!?そう急に振られても分かりませんよ!

まあ、そうだろうな。じゃ、この図ならどうだ?


クリックすると拡大

あ。これなら・・・わかりやすいですね。すべてがこの図ならわかりやすいのに、何で回路記号を使って図をつくるんですか?

そうだな、これは指で数えられる程度の部品数だからいいが、この部品が100個とかになったら、どうなると思う?

え!?100個ですか?

普通はこんな部品が少ない方が珍しい。100個以上の部品を使う基板なんて山ほどある。そうなると、こういう図ではかえってわかりにくくなるんだよ。

な、なるほど。

それに、記号とすることで、簡略化して見やすくするという意味がある。

簡略化ですか。

回路の構成を理解しようとしたときに、今は配線図の方がわかりやすいかもしれないが、慣れてくると回路図でないとわかりにくく感じてくると思う。身近な例だと地図とかがそうだよな。地図は地図記号が使われていて、普通は実際の写真が載っているわけではない。

あ、なるほど。そうですね。

ジャック記号

さて、回路記号も分かってもらったと思うので、実際の部品と回路記号との比較を見ていこう。

了解ッス。


これは・・・黒い箱状の部品ですね。あ。ここにシールドが刺さるわけですか。

そう。ちなみに2種類購入してもらったと思うが、ステレオジャックとモノラルジャックだな。回路記号は次のようになる。


これは・・・回路記号とジャックの絵が並んでいると言う意味ですか?

そう。左側が回路記号、右側がジャックの絵になる。

1とか5っていう数字は?

実物のジャックのどのピンが回路記号と同じになるかという意味で、分かりやすいように1とか5と番号を付いているだけだ。

ふ〜ん。抜けている3〜4番はどこにいったんですか?

番号が飛んでいるのには理由があるんだが、この場では特に気にしないでくれ。

了解ッス。

ここで重要なのは、現物と回路記号を比較すると、中身の構造が回路記号に似ていることに気がつくだろうか?

うーん。

このジャックだとちょっとわかりにくいかもしれないが。

そう言われてみれば・・・似てなくもないですね。

ジャックに限らず、部品の構造から回路記号を作成しているケースが多く、構造が分かってしまえば、どのピンにつなげればいいのか分かるというわけだ。

ほうほう。

逆にボックス状のジャックの絵だけだと、いちいちジャックの構造を調べる必要が出てくる。

あ。そうか。部品のマニュアルとかを調べなきゃいけないですしね。

そういうこと。まあ、今回のような単純なジャックなら、マニュアルを見なくても、テスターを使って調べればすぐ分かるんだけどな。

テスターですか。

うむ。テスターだ。

テスターですか・・・。

うむ。テスターだ。

テスターですか・・・・。

ええ加減にせい。テスターの使い方はそのうちやるから泣くな。

了解ッス!

スイッチ

じゃ、次の部品はスイッチだ。


スイッチの図は、ピンを見やすくするために背面から見た図になっている。

なるほど。記号は・・・スイッチが3つあるようにみえるんですが、なんでですか?

スイッチに関しては、説明が長くなってしまうので後で詳しくやろうと思う。

了解ッス。

DCジャック

次はDCジャックだな。

DCジャックってなんですか?

電池でなくて、ACアダプタを使う場合に使用するジャックだな。

ほうほう。なるほど。

とりあえず、今は回路記号を覚えて欲しいぞ。


電池スナップ

これは市販エフェクタにも使われるのでよく知っていると思う。電池を接続するための電池スナップだな。

ああ。知ってます知ってます。9Vの電池をつなげるんですよね。

そう。記号はこんな感じ。


ただ、これはちょっと間違っていて、正確には電池スナップを意味する記号ではなくて、直流電源を意味する回路記号だ。なので、電池に限らず、他の意味でも使われることがある。

ふむふむ。

まあ、通常は電池の意味ととらえてもらっても問題ないので、ここでは詳しい解説は避けるけどな。

LED

さて、次はLEDだ。


LEDは前回も話したとおり、ランプの代わりになる。AとBのどちらを選択しているか、電源が入っているか等の確認に使用する。

なるほど。

抵抗

さて、最後は抵抗だ。


あ。これは見たことがありますよ。

まあ、中学生ぐらいの科学でやるはずだからなぁ。

う。そ、そうなんですか。

多分。

・・・

さて、今回使う部品はこれで全部だ。最後に改めて配線図と回路図を見直して欲しい。

A/Bボックスの回路図(その1)


クリックすると拡大

なるほど。何となくは分かってきました。

さて、今回はこれで終わりだ。次からは部品の詳細解説をやっていこうと思う。

了解ッス。